まずはホームページ作りの「前段」です。ホームページ作りを始める前に、超簡単に「インターネット」や「ホームページ」の仕組みについて簡単に説明します。少しでもわかっておいた方が、今後の作業が楽になります。

いつでも、どこからでも

○キーワード 「サーバー」

データの置き場が違う!

 インターネットで閲覧する情報は、どこかのパソコンに保存されているデータです。職場や家、学校で作業をするときにはそのパソコンの電源を入れてファイルにアクセスしましよね。実は、極端に言えば同じパソコンの中のものにアクセスするか、離れたところからアクセスするかという違いです。

別の場所からアクセスするには

 自宅や職場で複数のパソコンを使っている場合、LANとか共有フォルダという言葉を聞いたがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。LANケーブルや無線LANでパソコン同士をつないで、データをやり取りしているあれです。データを保存しているパソコンを「サーバー」とか、「親機」と言ったりします(以下「サーバー」に統一)。 

○ 他のパソコンからアクセスして作業する場合の条件

 では、他のパソコンからアクセスして作業するとした場合、どんなことが必要になるでしょうか。言われてみれば、「そりゃそうだ」というようなものです。

① アクセスするパソコンの電源が入っていること
② ファイルの場所まで行けること
③ そのファイルを開くソフトをもっていること

 サーバーの電源が入っていないとファイルにアクセスできません。保存先にたどり着けなくても、当然そのファイルにアクセスできません。たどり着いたとしても、そのファイルを開くソフトがなければ開いたり編集したりすることはできません。作業したいファイルにアクセスするためには、サーバーは「常に」電源を入れておき、場所が分かるようにして、みんなが見ることができる形式で保存しておく必要があります。

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インターネットとなると?

○キーワード 「レンタルサーバー」「アップロード」「ダウンロード」「ホームページアドレス」「ディレクトリ」「ドメイン」「HTML」「ブラウザ」

① 年中無休で電源を入れる

 インターネットとなると、24時間年中無休でアクセスできる必要があります。つまり、データの置いてあるパソコンの電源を入れておけばよいのですが、自宅のパソコンの電源を入れっぱなしにしておくのは嫌ですよね。もちろん、「自宅サーバー」といってやっている人もいますので、できないことはありません。自宅ですから好きなようにやればいいのです。ただ、メンテナンスも自己責任です。

サーバーを管理してもらう

 そこで、多くの人は「レンタルサーバー」を契約しています。この世のどこかにあるパソコンに自分のデータを保存するのです。そこなら、24時間電源が入っているのでいつでもアクセスすることができ、メンテナンスも専門の人がやってくれます。複数の人で同じパソコンを共有するのでルールを守る必要はありますが、普通にホームページを公開する程度なら問題はありません。直接かかわることはありませんが、同じサーバーを使う方と約束を守りながら仲良くやっていきます。

 なお、契約の仕方や選び方などの詳しいことは実践編の記事で説明します。

① 「レンタルサーバー」にホームページのデータを保存するから、自宅のパソコンの電源を入れておかなくても、24時間いつでもアクセスできる。

 無料のサーバーもありますが、その場合はそのサーバー会社が広告を貼り収入もその会社に入ります。その広告の出方も激しく、サイトが重くなる場合もあります。何より、自分が努力して作ったサイトなのに収入はサーバー会社です。収入が出ればの話ですが…。

 この、サーバーにデータを送ることを「アップロード(上り)」といい、逆に自分のパソコンに読み込むことを「ダウンロード(下り)」と言います。しかし、いちいちファイルをダウンロードして自分のパソコンに保存をして情報を閲覧するなんていうことはやっていられないですよね。そこで、インターネットのファイルを一時的にダウンロード(受け取って)見ていることが主ですよね。

 ともかく、これで電源の問題はクリアできましたね。次はそこにアクセスするお話です。

② ホームページアドレス(ドメイン)

 パソコンの中のデータにアクセスする時でも、「ドキュメント>年賀状データ>2017年>お友達>大谷翔平.docx などとフォルダをたどっていきますよね。インターネットの場合は、その前に○○にあるパソコンの××フォルダという情報が必要になります。

 私の契約しているwpXサーバーの場合、sv(ひみつ).wpx.ne.jpというパソコンの中の自分の割り当てられたフォルダの中にデータが入っています。このフォルダにインターネットからアクセスできるように「ドメイン(ホームページのアドレス)」が作られているのです。さらにその中のフォルダ(ディレクトリと言います)に入っていくときには”/”マークで仕切りながらアドレスの先が続いていくのです。

任意のアドレスにする

 ドメイン(ホームページアドレス)が、サーバーの場所を示すことは説明いたしました。ただ、何もしない場合そのドメインはサーバー会社の名前や.マークがいくつも入って少し分かりにくいのです。そこで世の中には「独自ドメイン」という考え方が存在します。

 サーバーのドメインが無くなるわけではないのですが、自分の作成したアドレスを使ってもそのサーバーにアクセスできるようにするといった感じのサービスです。

 例えば、自分の住所が東京都葛飾区東新小岩×丁目××の×○○ビルだとします。長いですよね。それを、「星空1丁目」と置き換えるようなものです。星空1丁目○号室という独自ドメインを使えば簡単ですし、素敵な感じになりませんか。

② ドメイン(サイトのアドレス)は、サーバーの場所を示している。

 自宅でサーバーを設置する場合は、そのパソコンにドメインを割り当てなければなりません。わけがわかりませんね。レンタルサーバーはすでに専門の人が手続きを代行してスペースを貸してくれるのです。ありがたいことです。ただ、そのドメインが気に入らない場合は独自ドメインを契約して、好きなアドレスに置き換えて使うことができるのです。

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③みんなが使えるファイル形式

HTMLとブラウザ

 インターネット上でファイルを共有するとしても、そのデータが好きな形式でばらばらに作られていたら見られませんよね。職場でさえ、一太郎だWordだともめることがあるのに…。インターネットとなれば、世界中である程度統一したものが必要です。そこでHTMLという言語の登場です。インターネットの世界の共通語です。そして、ブラウザは簡単に言うと、このHTMLで書かれたネット上のファイルを閲覧するためのアプリケーション(ソフト)です。firefoxとかchromeとかexplorerなどは有名です。

③ HTMLという共通の言語で書き、ブラウザアプリで閲覧する

 以前はこのHTMLを学習することから始めました。今はそこまで詳しくなくてもできる時代になりました。それがWordPressです。さらに、美しいデザインやレイアウトにするためにスタイルシート(CSS)も学びました。それを感覚的にできるようにしたのがEementorです。

まとめ

ホームページは誰でもできる時代に

 いつでもアクセスできる「サーバー」というパソコンにデータを送る。サーバーの場所を示すアドレス「ドメイン」は自分の好きなものにも変えられる。そして、以前は難しHTMLやCSSを勉強しないとかっこいいサイトが作れなかったけれども、今ならWordPressやElementorを使って簡単にできるというお話でした。

次の時間は「用語」の学習です

 パソコンが苦手な方は、言葉が難しいといいますよね。確かにカタカナや英語が多くて嫌になります。でも、よく使う言葉は限られていますし、サイト運営をしていくうちに自然とわかってくるものもあります。知らなくてもサイト作りはできるように記事をつくっていますので、ちょっと見ておくだけで大丈夫です。